家電量販店やCMなどで、格安SIMがガンガン紹介されていますね。
月々の料金を節約したい!と思い、大手キャリアからの乗りかえをご検討されている方も多いのではないでしょうか。
ですが、おすすめとされているMVNO(格安SIMを提供している事業者)の数が予想以上に多いことにおどろくでしょう。
どの格安SIMにするか、迷ってしまいますね。
おすすめのMVNOは?それぞれの格安SIMの特徴
格安SIMを提供しているMVNOは、大手キャリアの設備を借りて、回線を使用しています。
そのため、docomo系とau系とSoftBank系にわかれています。
SoftBankのMVNOは、また開始されたばかりで数は少ないです。有名なY!mobileは、SoftBankのブランドですが、MVNOではなくMVOと呼ばれる存在なので、自社の回線を使用しています。料金面、サービス面ともに格安SIMとキャリアの中間の存在といってよく、ここでは除外させていただきます。
現在シェアを占めているのが、docomo系やau系のMVNOです。特にdocomo系はメジャーな存在です。docomoで購入した端末であれば、大部分がSIMロックを解除しなくても使用できるのも大きな魅力でしょう。
au系は、UQmobile、mineo(auプラン)、 IIJmio(タイプA)が存在しています。
mineoやIIJmioは、docomoの回線とauの回線を選んで契約する方式となっています。
auならではの高品質な回線を使用している点が、大きな魅力となります!
この記事では、料金的におすすめな3社と、総合的に見ておすすめな3社を紹介していきます。
料金面で、おすすめのMVNO
業界最安値水準!DMMモバイル
DMMモバイルは、「月額料金最安値」を宣言していることで有名です。
データ容量のプランが実に多彩で、その全てが「業界最安値水準」なんです!
余ったデータ容量は翌月に繰り越しが可能です。
ライトプランから20Gのプランまで細かく選択可能で、いつでも簡単に変更可能です。
通信速度も、IIJmioの設備を使用していて、品質が高く速いです。
とにかく月額料金を抑えたい!とお考えの方にとっては、垂涎もののMVNOではないでしょうか。
ですが、キャンペーンが少ない点には注意しなければなりません。
月額料金では業界最安値のDMMモバイルも、他社のキャンペーンが適応された場合の料金と比べると、どっこいどっこいの料金です。
それでも、「業界最安値水準」を保っているという強みがあります。
他社の場合はキャンペーンがいつでも適応されるとは限らないので、確実に安くしたい!という場合にはうってつけのMVNOであることには変わりません!
無駄なくお得!エキサイトモバイル
エキサイトモバイルがユニークな点は、1Gごとの従量制の「最適料金プラン」の存在です。
使えば使っただけ料金が上乗せされていくため、使い過ぎをおさえることによって月額料金を節約していくことが可能です!
この「最適料金プラン」ですが、複数枚のSIMカードを使用する場合にも適応されます。
一人で複数枚使用する場合や、家族で使う場合にも月額料金を安くおさえることができますね!
低速モード(200kbps)も存在しており、データ消費することなく使用できます。
バースト機能という、最初の読みこみだけ高速になる機能付きなので、軽いサイトやメールの送受信には不便なく使うことができます。
ただ、低速モードは3日で366MBを超えた場合、通信速度が20kbpsになってしまうので、その点だけは注意は必要です。
通信速度も安定しています。IIJmioの設備を使用しているためです。
月額の料金をおさえたい!と思っている方にとっては最高のエキサイトモバイルも、デメリットがあります。
問い合わせ電話が有料なことです。ただし、電話をかけた場合すぐつながります。
公式サイトではわかりづらいところに問い合わせ番号が記載されているようなので、その恩恵といってもよいでしょう。(本末転倒の感がありますが……)
人気格安スマホとSIMとのセット販売も行っていて、新しい端末をお得な値段で入手することも可能となっております!
安さとシンプルさが売り!DTI SIM
安さを売りにした格安SIMは多いですが、この「DIT SIM」が最も安いといえます。
1G、2G 、5Gの月額料金がDMMモバイルなみに安価で、しかも「ネットつかい放題」(無制限プラン)が存在しているからです。(データプランで月額2200円、音声プランで2900円)
さらに、音声プランに月額780円を上乗せすることで、5分以内の通話が何回でも無料になる「でんわかけ放題」のオプションもあります。
月3Gのデータプラン、月3GのSMS付きのデータプランが半年無料になり、月3G通話プランも月額料金が半年間790円割引きになる「お試しプラン」が存在します。
ネットと電話をよく利用する方にとっては、DMMモバイルやエキサイトモバイルよりもお得になります。
まさに一番お得なMVNO!といってよいDIT SIMにもデメリットが存在します。
通信速度が遅くなる時期がある点です。「ネットつかい放題」プランが開始されて速度が低下してしまったようです。
もっとも、設備の増強を定期的に行っていますが、速度が普通になったり遅くなったりを繰り返しています。
高速通信と低速通信の切り替えに対応していないので、メールやLINEなども無制限というわけにはいけません。
他の格安SIMのように、色々な便利な機能が付いているわけではなく、シンプルな機能と安さを追及した格安SIMなのです。
ネットも電話も多用したい、でも月額料金はおさえたいという方に特におすすめです!
総合的におすすめのMVNO
楽天ユーザーにおすすめ!楽天モバイル
楽天グループが提供している格安SIMとして有名な格安SIMです。
月額料金がそれなりに安く、プランも充実しています。
最大の特徴は「楽天市場」との提携です。
通話SIMを申し込んでいる場合は、楽天市場で買い物するともらえる楽天ポイントが2倍になります。
日ごろ楽天市場でお買い物をする機会が多い方にとって、本当の意味でお得なのは、この楽天モバイルということになります。
月額850円追加で5分以内の電話が何回でも無料になる「5分間かけ放題オプション」や、起動すると通話料が半額になるアプリの「楽天でんわ」の存在もうれしいポイントです。
SIMとのセット販売で格安スマホがかなりお得に購入することができることも、忘れてはいけません。
半額やそれ以上の値引きが当たり前になっています!
分割での支払いにも対応しているので、新しい端末が欲しい場合にもうってつけです!
欠点としては、時期によって速度が変動してきた点があげられます。遅くなったり速くなったりを繰り返した経緯があります。
総合で見れば、通信速度は普通の速度といっていいです。
アプリのダウンロードなどは、WiFiを使用したほうが無難です。たとえば、モバイルWifiの回線としてWiMAXを選ぶのであれば、やさしいWiMAX比較といったポケットWiFiの比較を専門的に扱うサイトで探してみるとよいでしょう。WiMAX比較のポイントは、「いかにお得なキャンペーン情報を見つけるか?」です。やさしいWiMAX比較では、必ずチェックすべきプロバイダに絞って有益な情報が紹介されています。
また、楽天モバイルは問い合わせの電話がつながりにくい点も注意が必要でしょう。15分から30分待たされることもザラです。
ですが、トータル的に考えるとユーザーの満足度がとくに高い格安SIMとなります!
ぜひ家族で使いたい!mineo
auの回線とドコモの回線両方を使用しているため、auの端末の方でもドコモの端末の方でも、SIMロック解除なしに乗りかえ可能です!
月額料金も安く、通信速度も速いです。
家族割や複数回線割を使うことにより、一台50円、月額料金が割引になります。
ユニークなのがデータシェアで、前月に余ったデータを家族でシェアして使用できます。
月々余らせたデータを他人にあげることが可能なパケットギフトや、mineoのユーザー全員で余ったデータを集め、そこから各人が月1Gよぶんに使用できるフリータンクなど、ユニークで実用的なサービスが存在しています。
ユーザーが便利なようになっていますね。
欠点は、お昼の時間の通信速度が遅くなってしまう点です。
ちょうどお昼休みの時間帯なので、回線が混雑してしまうからですね。
2017年3月から開始されるプレミアムコースでは、月に850円の支払いで速度が低下しないようになります。
この問題に対処が可能になります!
通話定額サービスは他社と比べて特にお得ではありませんが、Lalaコールという050IP電話の月額料金を実質無料で使用できるため、お仕事で使用するのでなければ通話料金を安くおさえることが可能です。
家族間で使うことにより、どこよりも安くて満足度の高いサービスになる格安SIMです!
通信が高品質!UQmobile
au回線を使用したMVNOとして有名なUQmobileは、数ある格安SIMのなかでも通信の速度、品質、安定性の面が特に優秀です。
ドコモ、au、ソフトバンクから乗りかえて使用する場合でも、通話の品質においてはまったくご心配にはおよびません。
月額料金のほうもお得で、月額200円追加すればキャリアメールでもはじかれないMMSを使用することができます。
通常プランは月3Gのプランと無制限(速度が500kbps)があります。無制限プランは速度制限されていますが、実測値では500kbps以上出ているようです。
月3Gのプランと無制限は3日で6Gを超えて使用すると速度制限がありますが、通常の使用ではそこまで使用することもないので、とくに気にする必要はないです。
今ならSIMと格安スマホをセットで購入する場合に、「ぴったりプラン」と「たっぷりプラン」を選択できます。
無料通話を加えて、「ぴったりプラン」で2G、「たっぷりプラン」で6G使うことが可能です。(契約から2年間)
通常プランの選択が少ないのが欠点ですが、今後は増える可能性があります。
格安スマホの購入をお考えになっている方にとって、今なら特におすすめのMVNOです!
結局どこがよいの?格安SIM選びのポイントのまとめ
これまで値段の面でおすすめ、総合的におすすめの6つのMVNOを見てきました。
どの業者も、独自の魅力的なプランや機能を取りそろえていますね!
格安SIMを選定していくとき、明確にしなければならないポイントがあります。
それは、自分がスマホをどのように利用したいかです。
5分以内の通話が多い方であれば、5分以内の通話無料が付けられる格安SIMがよいでしょうし、月に必要とするデータ容量が決まっている方は、そのデータ容量が安く利用できる格安SIMを選べばよいのです。
様々な各種割引きサービスがありますので、一見それほど安くないように思われても、結果的に一番お得に使えるケースもあります。
業界として、さまざまな利用者のさまざまなニーズにこたえられるようになっていますので、必ずご自身にあった格安SIMと出会うことができます!
ここにあげたレビューをご参考になさって、最適なMVNOをピックアップしていきましょう!